2・常識と非常識



B美と付き合いだしてから1年9ヶ月になるけど、
この半年、ほとんどマトモに会っていない。
たぶん、5〜6回会ったくらい。


理由は色々あるんだけど、根本原因はB美の精神的体調。
B美は鬱病持ちなんだけど、今の仕事との相性が悪くてしょっちゅう倒れそうになっている。


昨年まではまだストレスの溜まり具合も少なかったけど、
今年になってからは相当にヒドイらしく、「誰とも関わりたくない」という日々が続いているらしい。


だからほとんど会っていない。




それはまぁ構わないんだけど、
鬱状態になると、「すべてが面倒」になって、
その「面倒」が僕にも当てはまってきてしまっているようだ。




つまり、
仕事つらい→ストレス溜まる→鬱→全て面倒→付き合ってるのも面倒
という流れだ。


一つが狂うと全てが狂うというお手本みたいな状況。






そんなワケで、
今年に入ってからは付き合ってるんだか別れてるんだか分からない状況で、
B美は「もう別れたい」→「ごめん、やっぱ取り消す」の繰り返しだった。




僕としては、
「まぁ仕事が原因だし、本人も転職したがってるからのんびり快復するのを待つか」
って感じなんだけど、B美的にはそろそろ限界らしい。




そろそろお付き合いも終わりかな、って感じになってきている。




別れるのは仕方ない事だけど、
趣味が同じなので、その部分に於いてはとても残念だ。




まぁ、B美が元気になったら会うだろうけど、その時にどうなるか決まる感じかな。
 →付き合いを続けるか別れるのか





で。
なんでこのカテゴリーか って事っすよね。




B美は学会員なんですな、困った事に。
親子三代の筋金入り。




良くまぁ、1年9ヶ月も付き合ってこれたもんだと感心してますよ、自分の事を(笑


結構キツい部分もありますよー。


まず、常識のラインが全く違う。
常識と非常識が逆ですから。


だから、そういった面でもB美はストレスが溜まっていた。




つまり、
仕事でストレス→鬱→僕との見解の相違→それもストレス→鬱が悪化
みたいな悪循環。


普段だったら見解の相違もそれほど気にならないんだろうけど、鬱状態だとほとんど無理。




学会員の特徴でもあるんだけど、
自分たちの常識ラインが絶対的に正しくて、それ以外の意見は受け容れる事が出来ない。
だから「いやいや、それは違うっしょ」と言っても
「なんで違うか」分からないし、「なんで違うか」考えようとしない。
つまり、思考停止状態であり「異なる意見は全て誹謗中傷」になってしまうのだ。




困ったもんだ。
僕は1年半以上、なんとか学会から抜けさせようとしたけれど、
全くの徒労だったと思う。


僕が長々とB美と付き合っていたのには、こういった理由もあったワケです。





僕は学会が悪で、学会員はその被害者というスタンスだ。
これは後々書いていくからここでは詳しくは書かない。




だけど、三代目ともなると生まれた時からドップリと浸かっているから
それに気が付かない。


僕は「仏教徒の立場」から・「仏教の視点」から、
学会の「矛盾点」や「仏教としてはあり得ない思想」を伝えたけれど、
お決まりの「やっぱ他の人には教えがちゃんと理解されていないんだね」
という言葉が返ってくる。




冗談抜きで学会員は手強い。
付き合えば付き合うほどに、それを実感した。




そして、B美の「鬱」は学会員である限り、決して治らないだろう。