ナイショな関係は続く

今日も夜更けです。1時をまわりました。




東京の本社へ戻り、しばらく仕事をした。


T子とは電話やFAXで連絡を取り合った。N子の情報を聞いたりいろいろ。
その間、彼女と別れ、ヨメさんと付き合いだした。




二週間程してまた出張した。
当然みんなN子と僕をくっつけようとしているから、何かと話を振ってくる。
僕はそれをのらりくらりとかわしながら、みんなと話をする。




何度かT子がホテルの部屋に遊びに来た。


いろいろな話をした。
T子のダンナの話を聞いたり、僕の彼女(ヨメね)の話をしたり。


その間、僕は彼女のことは頭から消えていた。
T子だけを見ていた。


唯一の救い(?)はSEXはしなかった事かもしれない。
抱き合っても、キスをしてもSEXはしなかった。


お互い好きなんだけれどしなかった。




ある日N子に食事に誘われた。


ご飯を食べていると突然「そういえば彼女って居るの?」と聞かれた。


なんとなくちょっと聞いてみたかっただけ、という雰囲気で聞いてきた。
きっと何度も何度も心の中で反復させたんだと思う。
「居るよ」と答えた。


N子には悪いと思うけど、
あまり好みじゃないしこれ以上ややこしくしたくない。


「おかしいなぁ、絶対居ないと思ったんだけど。でも私とは合わないよ。
性格合わないもんきっと。ぽんさんみたいなタイプダメだし」


N子はそんな感じに話を続けた。




ごめんね、N子。痛い位に強がっているのが分かるんだよ。
こればっかりは知らんぷりして流すしかないんだよ。
その後T子や、他の子からN子の事をいろいろ聞いた。


それに正確な意味で告白された訳ではないから、いつも通りに接するしかない。




T子との関係は、僕がその会社の仕事を辞めるまで続いた。
会う度に抱き合って、キスをして。
それだけの関係。


それだけ、と言って良いのか分からないけど。


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今ではT子はママになりました。連絡も取っていません。
N子はまだその売場で働いています。


今回会った友達が言うには、まだ少し僕の事を引きずっているかも、との事。
その友達と話すのは面白いけれど、T子とのことだけは絶対に言えません。


僕は一体いくつの爆弾を抱えてるんだろう、なんてふと思いました。



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休みの日というのは
なんかこう「家庭の人」です。


フツーにダンナなんだな、って思う時です。
友達の女の子も遠慮して電話とかかけてきてくれません。
良いような悪いような。
微妙なところです。




ここ最近のお気に入りの子(例の3時の子:仮にK子にします)も、
土日はメールをしてこない。
もちろん電話もしてこない。


してきたとしても仕事の話だったり。




たまたま昨日は電話があった。デジカメとMOドライブの話だったから、
ヨメさんにはカケラも不信感は無し。


でも夜にK子とICQをしていたら
「お休みの日だから、どうしようかと思っちゃいましたよ」って。


そんな気にすることないのに。
そんな事もないんですかね、やはり。




ヨメさんはICQの存在を知らないから、
普通にメールでも打ってるとしか思ってない。




その間ヨメさんは自分のメールを打って、お風呂に入っている。
お風呂から出て、寝る部屋に戻るまでが、ICQの時間。
くすくす笑いながら、パタパタ打っている。
「また会いたいねぇ」とか、そんなこと。




大体1時間くらいICQをしてるんだけど、
そんな会話をした後に臆面もなく「おやすみのちゅー」とかをヨメさんに。


・・・なんか、ねぇ。




さ、そろそろ夕飯です。