その2


デート中の会話に使えるかもしれない小ネタ
※僕がデートするワケじゃない(笑

○6月29日:カーターアメリカ大統領が訪韓(1972年)
      →とある串焼き屋で、この人の落書きを見た事がある(マジで
       ノリとしては「極悪連合参上!夜露死苦」と同レベル

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040629-00000030-nks-ent
 →○○は吸わなくても、他はあるかもしれないじゃん(笑

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なぜかエロ提督の呼称を拝命しました。
配下の下ネタ連合艦隊は強豪揃いです(笑
 →え? 意味不明?

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昨日の続き・・・

あまりお店を探してブラブラするのも芸がないし、面倒なので近くの駅ビルに向かった。
レストラン街に行けば、お茶をする所ぐらいあるだろう。
 
 
「えーっとね、アイスコーヒー二つと、このなんとかプリンとケーキね」
僕はオーダーをし、彼女に向き直りタバコに火を点けた。
実はあまりお腹は空いていなかったのだが、デザートくらいは入る。
僕は男の割に別腹持ちなのだ。それほど大した別腹でもないが。
頼んだプリンを一口食べると、なかなか美味しい。

「なかなか美味いよ。喰ってみ?」
僕は一口分スプーンに乗せ、彼女の口元に持っていった。
ぱく。
「あ、ホントだ美味しい。仕方ない、あたしのも一口あげよう」
そう言って彼女はフォークを僕の口元に持ってきた。
きっと端から見れば彼氏彼女にうつるのだろう。
そのくらい自然なやりとりだった。
 
 
「最近どうよ? 仕事はうまくいってるの?」
いつだったか彼女から転職の相談を受けた事があり、結果として彼女は違う会社に移った。
「少し給料は安いけど、やりたい仕事内容なんだけど・・・」そう言って相談してきたのだ。
僕は「やりたい仕事をやる犠牲として、給料が安いのを我慢できるなら良いんじゃない?」と答えた。
これは転職を繰り返した僕だから言える事なのかもしれない。
基本的に「生きる為に仕事をする」 でも「イヤな仕事はしたくない」というタイプなのだ。
彼女はその会社で楽しそうに仕事をしていた。

「辞めるかもしれない」
僕の予想を裏切り、彼女はアッサリ答えた。
「なんでまた?」と問いただすと
「給料が安いのは最初から分かってたけど、約束の金額すら出ないんだもん」と返ってきた。
金額を聞くと、僕の給料の半分にも満たない額だった。
「辞めろ、今すぐどこか面接受けろ(笑」僕はそう言って笑った。

「ねぇ、ぽんはさぁ、今の会社、どの位いるの?」
「そうだなぁ。もう6年位になるんじゃない?」
「そんなに? いつからそんな根気よくなったの?」そう言って悪戯っぽく彼女は笑った。
「元々だよ」僕は笑いながらそう答え、彼女の目を見た。
彼女も笑いながら僕の目を見ている。
 
 
・・・まいった。

   かわいい・・・・
 
 
 
昔から溌剌として、元気で、会話のテンポが早いのは知っていたが
今更ながらそれを確認してしまった。
僕は口数が多いし減らず口を叩くから、会話のテンポが早いのは好ましいのだ。
打てば響く。そういう会話は適度の緊張感があって、会話をしている実感が持てる。

しかも以前に比べ、表情が良いのだ。
以前のピリっとした瑞々しさが隠れ、花びらのような柔らかさが加わった表情だ。
 
 
僕は会話が区切れるたびに彼女の目を見つめてしまった。
彼女はその視線を受け止め、一瞬首を傾げ、僕も傾げた。

「なんだよ」
僕は先に視線を外し、さも彼女が視線を合わせてきたように、ぶっきらぼうになった。
そうでもしないと、僕の今の感情が知られてしまいそうな気がしたのだ。
僕は誤魔化すようにタバコに火を点け話題を変えた。

「でもさ、オマエ変わらないよなー。学生に見えるよ(笑」
「うっそ。マジ? いえーい」彼女はどうやら本気で喜んでいるようだ。
「でもねぇ、最近やっぱり肌は荒れてきたよ」
そう言って自分の頬を僕の方に向けてきた。
僕は指を伸ばし、彼女の頬に触れた。
「そう? さらさらしてるじゃん。普通だよ、フツー」
「そうかなぁ」
「僕の方はどう? ザラザラしてる?」僕は彼女の方に頬を出してみた。
「うん、ザラザラ。老けたねー」そう言って彼女は僕の頬をつねった。
「いてて。マジで老けたと思う?」
「あはは。うそうそ。ぽんも変わってないよ。逆に若返ったんじゃない?」
「おー、良かった。最近、節々が痛くてさぁ。ゲホゴホ」
「うわー、じじぃだじじぃ」

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時計を見ると結構な時間になっていた。
彼女はこの駅から自宅まで1時間以上掛かるし、僕も引き上げ時だった。
「そろそろ行こうか」僕は伝票を持って立ち上がった。

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続く♪