その3

○8月5日:ハコの日(1991年、東京紙器工業組合が制定)
      →「この日ハコの日、ハコの日この日、8月5日はハコの日です」がスローガン
 
 
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めざましTVのお天気を見ていたら、すんげぇヘタなアナウンサーが予報を伝えていた。
「うわー、むっちゃ○細工」とヨメさんと言ってたら、大御所の娘だったんですね(笑
千佳ちゃん、早く戻ってきてくれー。
 
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「オマエさぁ、絶対2年くらいしたら、文句言い出すよ」
僕は少し真面目な顔でN子に向き直った。
  
 
「えー、なんで?」
当然というか、N子は不服そうに問い直してきた。
   
「だってさ、自分の行動を制限されるのキライでしょ?」
「うん、キライ」
「結婚したら、きっと色んな部分で制限されるよ(笑」
   
「う。。。」
N子は言葉に詰まった。
   
「やめとけ、やめとけ、今ならまだ間に合うよ」
「良いの。結婚すんのっ」
「やれやれ。ま、イヤになったら別れちゃいなよ(笑」
「うー・・・。ね、ぽんは制限されてるの?」
「されてる、かな。」
「されてるんだ(笑)。じゃぁなんで結婚したの?」
N子はそう切り返してきた。
 
 
僕はなんで結婚したんだろう。たまにそう考える時はあった。
でもその答えは未だに見つかっていない。
 
 
「なんでだろ」
「なんでだろ、って(笑)。結婚しなかった方が良かったんじゃない?(笑」
 
 
N子は痛いトコロをついてきた。
ヤツ自身は意識して言った言葉では無いだろうが、僕には痛い。
  
遠回しに「アタシを振って、ヨメと結婚したのが間違いだったんじゃないの?」
と言われている様な気がするのだ。
  
 
きっとそれは考えすぎなのだろうが、でもN子の本心は分からない。
 
 
「そっか、間違いだったんだ(笑)。じゃぁさ、オマエ旦那に飽きたら別れちゃいなよ。
 こっちも別れちゃうから、そしたら丁度言いんじゃない?」
自分でもどこまで本気なのかわからないが、そう言ってみた。
 
「そっか。で旦那とぽんのヨメが仲良くしてくれれば良いんだ」
とN子も悪ノリをしてきた。
 
 
こういう切り返しの速さはN子の良い部分だ。

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しかし、N子の結婚に僕は少なからずショックを受けたのは事実で
その後の映画がアレだったから、その夜、僕は凹んだ。
もちろん目が覚めたら元に戻ってましたけど(笑
 
 
それに同棲しているコより結婚してるコの方が
チョッカイは出しやすいしね(おい