その2 の前に・1

○9月22日:救世軍日本伝道記念日(1895年日本支部設立)
      →軍だけあって、トップは「司令官」
   
    
++
 
 
いよいよ23日に発売です。
 
 

  1. +

 
 
もう一つの夢の話をする前に、高校時代の話をちょいと。
 
 
大迷惑娘を覚えていますか? あの、タイミングの悪い子。
まずはこちらの「今日の図」を見た上で読んで下さい。
 
 
 
大迷惑娘が「後輩A」となっていますが、これから書くのは「B」の方です。
 
 
 

  1. +

 
 
高校2年から3年になる春休み、先輩多数と後輩ABとでスキーに行きました。
 
 
 
メンツは僕、大魔王先輩、大魔王の彼女、先輩A(♀)、先輩B(♂)、先輩C(♂)、先輩D(♂)、後輩ABで、
男5人、女4人の計9人です。
※「今日の図」の先輩ABCとは無関係
 
 
 
宿は二部屋取ってありましたが(男1、女1)
そこはそれ、もちろん男女混合になるのが思春期の常。
 
 
 
僕は大魔王先輩と大魔王彼女と先輩A(♀)の4人で酒盛りをしていました。
もう飲んだくれのぐてんぐてんです。
 
 
 
そして事件はもう一部屋で起こりました。
 
 
 
この部屋に居た先輩B(♂)は、僕たちの部屋に居た先輩A(♀)の事が好きでした。
※この二人は後日付き合う事になる
 
 
でも先輩A(♀)は密かに大魔王先輩と過去に付き合っていました。
 
 
 
 
それは僕しか知らない爆弾で、もちろん大魔王彼女も知りません。
だからこそ先輩A(♀)と大魔王彼女は親友同士で居られたのかもしれません。
先輩A(♀)がその時、大魔王の事を引きずっていたかどうかは解りませんが。
 
 
 
さて、先輩C(♂)は後輩A(大迷惑娘)の事が好きで、卒業前になんとかしたいと考えていました。
しかし後輩Aは過去日記にも書いたように、のらりくらりとかわします。
 
 
 
結局僕と、先輩D(♂)と後輩Bだけが「痴情のもつれ」から解放されていたワケです。
 
 

  1. +

 
 
翌日、明け方まで飲んでいた僕の部屋4人は、お昼近くまで寝ていました。
もう一つの部屋は、早々に飲むのを切り上げたらしく、朝から滑っています。
 
 
 
僕は眠い目をしたままホテルのラウンジに行き
コーヒーを飲みながら一服し、外の雪景色を眺めていました。
 
 
 
そこへ先輩B(♂)がやってきました。先輩A(♀)を好きな先輩です。
 
 
 
先輩B(♂)は少し浮かない顔で僕の前に座りコーヒーを注文しました。
 
 
 
「ぽん、、、オレ、どうしよう」
どうやら深刻な話がありそうです。
 
 
 
僕は「はは〜ん、先輩A(♀)の事が気になってるのかな?」と思いましたが
何も言わず、話の続きを待ちました。
 
 
 
「どうしたんですか?」
僕はすっとぼけたまま聞き返しました。
 
 
 
「ぽんたち、何時頃寝た?」
「んー、多分4時頃だと思いますよ。確かラップ音が聞こえたから寝たはずです(笑」
 →マジで聞こえた。僕がラップ音を聞いたのは、これが最初で最後
 
 

「ラップ音?」
「うん(笑) お陰で酔いも醒めたから「寝ようか」って。それが4時頃」
「ははは」
 
 
 
先輩B(♂)はひとしきり笑った後、少し真剣な顔になって
「ぽん、誰にも言うなよ」と言いました。
 
 
 
・・・なんだろ、先輩A(♀)の事かな? と思い
「言いませんけど、どうしたんすか?」と聞き返しました。
 
 
 
「オレらな、2時位には寝たんだよ、酔っぱらって」
「うん」
 
 
 
「でな、何時頃かわかんないんだけど、目が覚めたらさ」
「はい」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「後輩Bがオレの布団の中に居たんだよ・・・・・」
 
 
 
 
 
 
「は?」
 
  
 
 
 
 
はぁ?
 
 
 
なんだ、それ?

++

続く・・・