その3





○10月13日:ブロンドの乱、終結(1652年)
      →別に金髪のおねーちゃんが暴動を起こしたワケではない
 
 
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041013-00000001-flix-ent
ここまで徹底してくれると気分が良い
  
 
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夏前にお茶をした時は彼氏が居ないと言っていたのだが、
いつの間にか彼が出来たらしく、僕は聞いてみた。
 
 
 
 
「んっとね、短大の時からの友達」もぐもぐ
「へ〜。ずっと仲良かったの?」もぐもぐ
「ん? ちっとも(笑」ごくごく
「は? じゃぁなんで?」もぐもぐ
「え〜 なんとなく〜」
 
 
 
僕の知っている限り、R子の彼氏はいつも「なんとなく」で出来ている。
昨年の彼も「なんとなく」だったし、今回も「もう面倒」なのだそうだ。
まだ付き合って2ヶ月くらいだと言うのに。
 
 
 
「別に好きじゃないの?」と僕は聞いてみた。
「うーん、、、それほどでも。もう別れても良いや、って感じ(笑」
 
 
 
 
 
「やっぱさぁ、男の人って多少は遊んでた方が良いの?」
R子はパスタをフォークで突つきながら聞いてきた。
 
 
  
  
「そりゃ多少はね。だってあまりにヘタなのは嫌でしょ?」
「うん、イヤ」
「今の彼は?」
「う〜ん、、、イマイチかな(笑」
「それがそれほど好きじゃない理由?(笑」
「あはは。それだけじゃないけどさぁ」
 
 
 
 
R子と同い年だというから、彼は22歳のはずだ。
僕が22歳の時を考えてみると、今から比べれば自分本位だったろうし
とにかく入れて出す事しか考えてなかったと思う。
だから「ソレ」だけを判断理由にするのは少し可哀想な気もする。
でも、女の子の側にだって言いたい事はあるだろうし、納得いかない部分だってある。
 
 
 
その相性を考えれば、合わない相手は合わないのだと思う。
ましてやR子の場合、彼氏に対する気持ちは「それほど」なのだ。
 
 
「ふーん。じゃぁ別れちゃえば(笑」と僕は気楽に言った。
 
 
 
 
 
R子は正直言ってかわいい。
産まれた頃から知っている妹のような、娘のような存在だけど、かわいいと思う。
ひいき目に言うと、笑った時の顔は平山あやにそっくりだ。
だからその気になれば彼氏の一人や二人、手玉に取れる筈なのだ。
 
 
 
 
僕が独身で、ガキの頃からの知り合いじゃなかったら、間違いなく惚れていたと思う。
独身の頃はR子はまだ高校生だったし、家だって200kmくらい離れた所に住んでいた。
短大に進学し、こっちに引っ越して来た時には、僕は結婚してしまっていた。
世の中、そう上手く物事は進まないらしい。