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○12月8日:いろいろあるから、特に書かない(笑    
 
    
++
 
 
http://movies.yahoo.co.jp/m2?ty=nd&id=20041208-00000005-flix-ent
そういえば、こんな「様」も居たねぇ
 
 

  1. +

 
 
大学生って、こんなバカだったのか?
「今日やってない」って、なんだよそりゃ(笑
 
 

  1. +

  
 
「ホントはね、ずっとキスしたったんだけど、我慢してたんだよ」
僕はN子にそう正直に伝えた。
 
 
 
「あはは。我慢なんてしなくて良いのに」
N子は小さな声でそう言った。
 
 
 
耳を疑った。
 
  
 
僕は確かに距離を縮めてみたいと思った。
でもそれは僕の勝手な気持ちだったので、N子がそういうとは思わなかった。
 
 
 
僕はまたN子を抱きしめた。
 
 

  1. +

 
 
「なんか変なのー」
しばらくしてN子はそう言った。
 
 
 
「変?」僕は聞き返した。
 
 
 
 
「だってさ、また仲良しになるとは思わなかったもん」
 
 
それは僕もそうだった。
別れてから会う事は度々あったが、また好きになるようなコトは無いと思っていた。
 
 
 
「うん。僕もそう」
「じゃぁなんで? 変だよなんか」
 
 
 
変と言われても困るし、なんでと聞かれても困る。
ドキっとしてしまったのは事実だし隠しようも無かった。
 
 
 
「多分ね、また好きになってきてるんだよ、N子の事を」
僕は正直に、ストレートに言った。
 
 
 
僕だって変化球を使うコトは出来るし、むしろその方が好みなのだが
なぜか今はストレートに言った方が良い気がした。
 
 
 
 
「・・・なんでそうストレートに言うかなぁ。ドキドキしちゃうじゃん」
N子は少しバツが悪そうにそう言った。
 
 
 
「なんかさ、回りくどいの面倒でさ(笑」
「ばかー」
  
 

 
暫くN子は黙っていたのだが、僕の目を見て
「あのね、なんかコワイの」と言った。
 
 
 
怖い? 何が?
僕はN子の真意が分からなかった。
 
 
 
「何が怖いの?」
 
 
 
「なんかね、今度離れたら、もう二度と仲良しになれないと思うの。
 だからケンカも出来ないじゃん(笑」
 
 
 
なるほど、そういうコトか。
確かに次にお互い気持ちが離れたら、もう仲良しになるコトはないだろう。
 
 
 
「うん。そうかもしれない」僕はそれを認めた。
 
 
 
 
「ホントはね、すごくショックだったんだよ、ぽんが結婚する時」
「うん」
 
 
 
「うわー、この人結婚する気だ、って思った」
「うん」
 
 
 
 
僕は「うん」としか答えられなかった。
他に何が言えただろう、僕に。
 
 
 
そして、N子とくっつかないまでも、離れたくはない、と思った。
「・・・大丈夫、離す気は無いから」
 
 

  1. +

 
 
僕はその時確かにそう思った。
N子とどうこうならなくても良いけど、離したくはない存在だ、と。
 
 
でもそれが上手く伝わったかどうか分からなかった。
 
 
 
 
僕はこの時、N子に対して自分の気持ちをある程度伝えられれば良いと思っていた。
しかし、今客観的に考えれば、口説いているようにしか思えない。
N子にしても「口説かれてるのかしら?」と思ったかもしれない。
 
 
 
 
この「気持ちが伝われば良い」と「口説かれてる」という意味合いの格差は
後になって思わぬ方向へ進むことになった。