その3


○2月25日:未知との遭遇が公開(1978年)
      →手袋版の未知との遭遇を知る人物は少かろう。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050224-00000203-kyodo-soci 妙にリアルだ(笑

「ところで、なんで愛人って言われたの?」
僕も後輩(E美)もお腹が落ち着いたトコロで話しが再開した。




「なんかねー、大事にしたいって言ってたんだけど、良くわかんない(笑」
「なんだそりゃ」
僕は、その彼が何を言おうとしているか、良く分からなかったが
きっと棚ぼたで手に入れた「浮気相手」を手放したくない一心なんだろう。




「ねぇ、愛人って何?」
E美は再び聞いてきた。


愛する人なんじゃん?(笑」と僕は答えたが
そもそも愛人の定義なんて分からない。




ただ、彼がどのような意味合いで「愛人」と言ったかはわかるから
E美には「きっと奥さん居るけど、キミも大事だよ、って言いたいんじゃない?」
と言っておいた。


「ふーん。大事ねぇ。
 あ、そういえば、オレは他にはそういう相手は居ないから
 E美も他には作らないでね って言われた(笑」


「何それ?(笑」
「さぁ」




僕は少し驚いた。
その彼は、E美と不倫関係(らしきモノ)を始めるにあたり




行動を制限しようとしているのだ。
僕の知っているE美は、束縛される事が嫌いだし
そこまで干渉されるのはイヤな筈だった。




「だってさ、まだ付き合おう みたいな感じになったばかりでしょ?」
「うん」
「それで早くも束縛?」
「うん・・・」
「良いの?それで」
「まさか。守るワケないし、そんなの(笑」




そう言ってE美は笑った。そして




「それにそんなの守ってたら、ぽん先輩と良い関係になれないじゃん」
と、イタズラっぽく続けた。




「僕と?」
僕は少し驚いて聞き返した。




「うん。アタシね、重っ苦しいのはイヤなの。もっと気軽な感じが良い」
「いや、その感覚は僕にも分かるけどさぁ」
「でしょ? それに先輩だったら気楽な感じで大丈夫でしょ?」
「うーん、まぁそりゃそうだけどさぁ」
「アタシね、ごっこで良いの。恋愛ごっこ。先輩はそういうのどう思う?」




僕は少し考えて、こう言った。




続く☆