光GENJI

○7月20日李小龍 忌日(1973年)
 →ブルース・リーね
 ++
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050720-00000011-bcn-sci
最近多かったからなぁ、yahooドメインのスパム。



「あのバンダナ見ると、光GENJIを思い出すんだよねー」
と言ったのは、僕の前で電車を待っていた、学生さんの一人(♀)だった。


光GENJIと言えば、僕の世代にとっては懐かしい人たちだし、
熱狂的なファンだった子もいるはずだ。




今の若い子(20代前半とか)にとっては
「懐かしのアイドル」なのだろうか。






そして、
僕に口パクの存在を教えてくれた、偉大なるグループでもある。




それはさておき。
僕の前に居た学生さんたちは、男2名、女の子3人のグループだった。




男1:背が高いのでノッポと命名
男2:バンダナしてたのでバンダナと命名
女1:ピンクの変な服を着ていたので、ピンクと命名
女2:やぼったい小学生にしか見えないので童顔と命名
女3:なぜかこの時期にショールを巻いてたので、ショールと命名





その5人組は、どこからどう見ても、
野暮ったい連中だった。恐らく専門学校生。




なぜ専門学校生と言い切れるかと言うと、
周りには同類しかないから、自分たちの雰囲気が特殊だと気付いていないからだ。




勉強している種類は、サブカルチャー系。




サブカルでも、
インナースペースサブカル系。




つまりまぁ、
アニメか声優かゲームか、その辺だ、という事だ。





僕が電車を待っていると、その5人はやってきた。




バンダナが売店に向かうと
「バンダナ先輩を見てると、光GENJIを思い出すんだよねー」と、ピンク。
「うんうん、わかる!」と童顔。
「あのバンダナでしょー」とショール。




僕はそれを聞き流しながら4人を観察した。
 →電車待ちなんてヒマだし




ピンクは浜崎あゆみが好みそうな、デカいサングラスをし、
ピンクの変な服に、黒い肘から下だけの長い手袋(?)みたいなのをしていた。
多分、本人はパンクか何かを意識しているのだろう。




童顔は、ブルーのトレーナーにジーンズなんだけど、変なニットのスカートを履いていた。
まぁ、その主旨はわからんでもないが、スカパンするならせめて白系のフレアだろ、、、
顔は、良く言って「なんとなくかわいい小学生」
20代でその顔は、秋葉原でしか認知されないとは思うけど。




ショールが一番マシで、それなりに化粧もしてるし、服のセンスも悪くない。
顔だって、まぁかわいい部類に入る。
でも、この時期に編み編みとはいえ、ショールは必要ないだろ・・・




ノッポは、先輩らしいのだが、茶系のタータンチェックの長袖に、白いTシャツ(!)
国内一流メーカーらしきジーンズにリュック。白い靴下に、普通の運動靴。。。。
髪は懐かしいスポーツ刈りで、顔は馬面。






・・・あぁ、誰か助けて(笑




そんな観察をしていたら、ノッポが


「どこでも目立つ、あのバンダナ」と言った。






・・・・そりゃ目立つだろ、、、、
今時居ないだろ、バンダナ巻いてるヤツなんて。。。






すると童顔が笑顔で
「目立ちますよねー。良いですよねー」と言った。








・・・え?


良いの?








うっそー。








「先輩、間に合うかなぁ。電車来ちゃうよ」
とショールがバンダナの心配をした。




良いよ、間に合わなくて  と僕の心の声。
だって、ウザそうなんだもん(笑






するとバンダナが売店から帰ってきた。






どれどれ。
どんな光GENJI なんだろう、と僕は期待して*1顔を見た。








・・






・・・・




・・・・・・・






ぶ・・・








ぶはははは
 →ココロの爆笑






誰だオマエ!
 →ココロのツッコミ




そこに居たのは


身長160cmくらいの






ただのメガネ君だった






ひ、ひ、ひ、光GENJI???


何処に?








どうひいき目に見ても
老けた中学生にしか見えないぞ!








しかも、バンダナ!


フツーに真ん中分けの短い黒髪にしてるよっっっっ
結び目も見えてるよ!!


バンダナ、意味無いよ!!!










そんでもって


エストポーチまでしてるよ!!
 →しかもお財布を仕舞ってるし・・・










ひー、


可笑しい。









「はーい、ハイチュウ欲しい人〜」
とバンダナが買ってきたハイチュウを配りだした。






おいおい、もう電車来て、扉開いてんだよ。
オマエらがそこでお菓子配ってると、こっちが電車乗れないんだよ。


僕はそうココロの中で毒づき、
横を抜けて電車へ乗った。






「おー、混んでるなぁ」とノッポが女の子たちをかばうように乗り込んだ。
 →そりゃ混んでるだろうよ、急行電車だもん。



「オレにもハイチュウちょうだいよ」とノッポがバンダナに言った。
 →おいおい、混んでんだから、お菓子拡げるなよ。





そんなワケで、僕は電車を降りるまでの10分間、


タイクツしないで済みました(笑






しっかしまぁ、
銭金の「イタい連中」を間近で見た気分だよ。。。。

*1:もちろんこき下ろすための期待