台風クラブ

○7月26日:ポツダム宣言
 →降伏しておけば良かったのにねぇ。
  1. +
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050726-00000021-spn-ent 免許も取ったんか、、、



今月のLEON

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毎度ながら笑わせてくれる。
何度でもしつこく言うけど、本当にセンスの良い、マトモな不良中年
この雑誌は読まないと思う。。。




この雑誌を読む人種は、、、、








あぁ、イタ過ぎてとても言えない(笑





台風っすよ、台風。




台風一家。






台風一過って「台風一家」だと思いませんでしたか?
子供の頃って。


記者会見は汽車会見だと思ってたし。






村上春樹氏は、


「次官級会議」を「時間給会議」だと思っていたそうです。
言われてみれば「あぁ、なるほどな」と納得してしまいます。





台風と言えば、個人的には「台風クラブ」を思い浮かべるんだけど
この映画を知っている人が、どれだけ居るんだろう。


主演は、15歳の工藤夕貴。確か大西結花も出ていた。




映画の筋はややこしいんだけど
一言で言うと「中学生の葛藤」みたいな感じ。(簡略化しすぎ)




教師と中学の教育に反発する男子生徒が居て
なんとなく無気力で平凡な女子生徒が居て(工藤夕貴)
レズの女子生徒が居て、真面目な学級委員みたいのが居て
そんな学級をまとめる担任が三浦友和




生徒達はみんな無気力に毎日を過ごしているワケだけど
反発心のある男の子だけ、何かいつも考えている。




その男の子の幼なじみ(工藤夕貴)は、平凡で毎日がつまらない。


ある日、街に遊びに出ると
大学生(尾美としのり)にナンパされ、服を買ってもらったりする。




そんな毎日を過ごしているんだけど
ある日、台風がやってきて、何人かが学校に閉じこめられてしまう。


冷静に考えれば、窓でも割って出れば良いんだけど、
みんな学校に残っている。




反発する男子生徒は、一人、積み上げた机の上で何かを考え
レズの女子生徒は、部室でタバコを吸いながら下着姿で悶え、
真面目な学級委員みたいな大西結花は、レイプされそうになり


気が付けば、みんなが体育館で下着姿で騒ぎ巻くっている。




台風という触媒が、生徒達の「スイッチ」を入れてしまい
各々が溜め込んでいたモノを爆発・発散させていく。




そんなワケのわかんない映画。






最後、反発生徒は飛び降り自殺をしてしまうんだけど
校庭に出来た水たまりにアタマから突っ込んで死んでいる。


足だけが水から出ているんだけど、
もちろんこれは横溝正史へのオマージュだ。
 →もしくは単なる冗談




何より驚きなのは
工藤夕貴のオナニーシーンであろう。*1


台風の日、寝坊した工藤は
誰も居ない家で、一心不乱にオナニーをする。




そのお陰で学校をサボリ、閉じこめられなくて済むんだけど
そのシーンがあった意味が未だに分からない。
 →リアリティの追求、という意味であれば理解出来る





こうやって思い返して書いてみると




まぁ、今じゃとても作れない映画だろうなぁ、と思う。






もちろん、本来は
「俺たちには、厳粛に生きるための厳粛な死が与えられていない。
 だから俺が死んでみせてやる。みんなが生きるために」


という、飛び降り直前のセリフがある、きちんとした話なんだけど




昨今の映像に対する非寛容さは、この映画を許さないだろう。
 →バトル・ロワイアル程度でガタガタ言う連中だもの




現役ティーンアイドルの
オナニーシーンにしても、レイプ未遂シーンにしても、下着姿にしても。




そして、おそらく初の汚れ役の三浦友和も。




でも、
こういう「観る側が考えなくてはならない映画」というのは
残っていた方が良いとは思う。





ちなみに


台風とか、そういう突発的災害のあった時、
ニンゲンは妙な興奮状態に陥るそうな。。。


危機感からなのか、それともイベント的な興奮なのか。。。




アメリカで大停電があった時、復旧まで何時間もかかり
その10ヶ月後、出産ピークがあったのも、また事実。





台風クラブ [DVD]

*1:後のインタビューで「泣きそうだった」と言っていた。そりゃそうだ