台風クラブ
○7月26日:ポツダム宣言 →降伏しておけば良かったのにねぇ。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050726-00000021-spn-ent 免許も取ったんか、、、
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今月のLEON
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毎度ながら笑わせてくれる。
何度でもしつこく言うけど、本当にセンスの良い、マトモな不良中年は
この雑誌は読まないと思う。。。
この雑誌を読む人種は、、、、
あぁ、イタ過ぎてとても言えない(笑
☆
台風っすよ、台風。
台風一家。
台風一過って「台風一家」だと思いませんでしたか?
子供の頃って。
記者会見は汽車会見だと思ってたし。
村上春樹氏は、
「次官級会議」を「時間給会議」だと思っていたそうです。
言われてみれば「あぁ、なるほどな」と納得してしまいます。
☆
台風と言えば、個人的には「台風クラブ」を思い浮かべるんだけど
この映画を知っている人が、どれだけ居るんだろう。
主演は、15歳の工藤夕貴。確か大西結花も出ていた。
映画の筋はややこしいんだけど
一言で言うと「中学生の葛藤」みたいな感じ。(簡略化しすぎ)
教師と中学の教育に反発する男子生徒が居て
なんとなく無気力で平凡な女子生徒が居て(工藤夕貴)
レズの女子生徒が居て、真面目な学級委員みたいのが居て
そんな学級をまとめる担任が三浦友和。
生徒達はみんな無気力に毎日を過ごしているワケだけど
反発心のある男の子だけ、何かいつも考えている。
その男の子の幼なじみ(工藤夕貴)は、平凡で毎日がつまらない。
ある日、街に遊びに出ると
大学生(尾美としのり)にナンパされ、服を買ってもらったりする。
そんな毎日を過ごしているんだけど
ある日、台風がやってきて、何人かが学校に閉じこめられてしまう。
冷静に考えれば、窓でも割って出れば良いんだけど、
みんな学校に残っている。
反発する男子生徒は、一人、積み上げた机の上で何かを考え
レズの女子生徒は、部室でタバコを吸いながら下着姿で悶え、
真面目な学級委員みたいな大西結花は、レイプされそうになり
気が付けば、みんなが体育館で下着姿で騒ぎ巻くっている。
台風という触媒が、生徒達の「スイッチ」を入れてしまい
各々が溜め込んでいたモノを爆発・発散させていく。
そんなワケのわかんない映画。
最後、反発生徒は飛び降り自殺をしてしまうんだけど
校庭に出来た水たまりにアタマから突っ込んで死んでいる。
足だけが水から出ているんだけど、
もちろんこれは横溝正史へのオマージュだ。
→もしくは単なる冗談
何より驚きなのは
工藤夕貴のオナニーシーンであろう。*1
台風の日、寝坊した工藤は
誰も居ない家で、一心不乱にオナニーをする。
そのお陰で学校をサボリ、閉じこめられなくて済むんだけど
そのシーンがあった意味が未だに分からない。
→リアリティの追求、という意味であれば理解出来る
☆
こうやって思い返して書いてみると
まぁ、今じゃとても作れない映画だろうなぁ、と思う。
もちろん、本来は
「俺たちには、厳粛に生きるための厳粛な死が与えられていない。
だから俺が死んでみせてやる。みんなが生きるために」
という、飛び降り直前のセリフがある、きちんとした話なんだけど
昨今の映像に対する非寛容さは、この映画を許さないだろう。
→バトル・ロワイアル程度でガタガタ言う連中だもの
現役ティーンアイドルの
オナニーシーンにしても、レイプ未遂シーンにしても、下着姿にしても。
そして、おそらく初の汚れ役の三浦友和も。
でも、
こういう「観る側が考えなくてはならない映画」というのは
残っていた方が良いとは思う。
☆
ちなみに
台風とか、そういう突発的災害のあった時、
ニンゲンは妙な興奮状態に陥るそうな。。。
危機感からなのか、それともイベント的な興奮なのか。。。
アメリカで大停電があった時、復旧まで何時間もかかり
その10ヶ月後、出産ピークがあったのも、また事実。
☆
*1:後のインタビューで「泣きそうだった」と言っていた。そりゃそうだ