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○8月26日:レインボーブリッジ開通(1993年) →これが無ければ、封鎖だなんだと言わなくて済んだのにねhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050826-00000761-reu-ent.view-000 生態系に於ける重要性? ふーん。
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「まぁ、小さい街じゃけ、面倒な事もあるんよ」
そう言って、My子は笑った。
「へ〜。面倒そうだなぁ」
そう言って、僕も笑った。
面倒な事、というのが具体的に何を指すかはわからないが
まぁ、男がらみなのだろう。
小さい街+面倒 とくれば、それは大抵「うわさ話」だからだ。
きっと何かゴタゴタした事があるのだろう。
であれば、尚更聞き出すワケにはいかなかった。
言いたくなれば、自分から言うだろう。
☆
こうやって喋ってると
僕は思ったよりMy子の事を色々と忘れていた事に気が付いた。
でも、それは逆に新鮮な事でもあった。
「そういえばそうだったな」と思えば「思い出す」事になるが
「へー、そうなんだ〜」と思えば、それは「初耳」になるからだ。
付き合っていた期間は1年に満たなかったから
実際に初耳な事も多かった。
だからハナシが尽きる事はなく、いつしか夕方になっていた。
「夕飯、どうしようか」
僕はこの後の予定を考える事にした。
最初、My子はイタリアン系が食べたい と言っていたが
それはこのお店の事だったから、どこか他を探さなくてはならない。
「そやなー。何食べよ」
「何が良い?」
「和食、でも良いかな」
「和食ねぇ」
僕は腕組みをして考え込んだ。
和食?
そんな店、この街で行ったこともないし、アテもない。
多分、和食のお店はあるだろうけど
べらぼうに高いお店になってしまうだろう。
そんな店に行く気はなかったし、予算も無かった。
「ま、歩きながら探そうか。そうすればお腹も空いてくるでしょ」
そう言って、お店を出る事にした。
☆
空が薄暗くなり、人通りも増えてきた。
僕とMy子は、大通りから色々なお店があるメインストリートへ移動した。
「こっち」
僕は曲がり角の度にMy子の肘を掴んでいたのだが
それも面倒になり手を繋ぐ事にした。
あーあ、やっちったヨ・・・・
驚いたかな? と思いMy子の横顔を見たが
さして気にした様子も無かったので、僕は構わず繋ぎ続けた。
ま、いーか。
繋いじゃったし、いまさら手を解くのもなんだし。
そう自分を正当化させてみたが
ハナシをしているウチに、繋ぎたい気分になった
というのがホントの所だった。
建前では「人通りが多いから手を繋いだ」のだが
本音は「繋ぎたくなったから手をつないだ」のだ。
それがMy子にどんな影響を与えるかは分からなかったけど
久しぶりに繋いだMy子の手は、僕をほんの少し暖かい気持ちにさせた。
☆
「あ、このお店寄って良い?」
そう言ってMy子が向かったのは、日用品が売っているお店だった。
「まだ越したばかりやし、買うモノ結構あるんやよね」
My子は僕の手を引き、店の中に入っていった。
「へー、コレおもろいなぁ、見てみ?」
「あ、ホントだ。なんだこれ(笑」
そんな会話をしながら僕たちは店を歩き回っていた。
商品を手に取る度に繋ぎ直すのは面倒なので、手は解いていたが
肩と肩がゴツゴツとぶつかっていた。
・・・段々と、距離感が縮んできたのかな・・・
僕はそう思いながらMy子を見ていた。
「どしたん?」僕の視線に気付いたMy子が、不思議そうに尋ねた。
「ん、いや、楽しそうに見てるな、って思ってさ」
僕はそう言って誤魔化した。
「うん。だってこういうの見るのって楽しいんやもん」
そう言ってMy子は微笑んだ。
いっその事、距離感を縮めてみようかな・・・
その笑顔を見たとき、僕はそう思ってしまった。
☆
まだ続きますヨ
今月中に書き終わるのかな、これ・・・