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○9月7日:アンディ・フグ誕生日(1964年) →そういや今日はHERO'sだ。須藤元気がんばれーhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050907-00000007-nks-ent どんな話か知らないけど、ヒロインは井上真央で良いの?
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「ほら、これも一応和食やで?」
「ははは、確かにね。ま、良いか、ココで」
そして串焼きが食べれるお店に入った。
☆
「さーて、何を呑もうかなー」
My子は嬉しそうにメニューを眺めた。
「オマエ、ホント嬉しそうだな」
僕もメニューを眺めながら言った。
「だって、最近お店では呑んでなかったんやもん」
「そかそか。でも呑みすぎるなよ。潰れても知らんぞ」
「潰れんもん」
「そうか〜?」
僕はいたずらっぽくそう言って笑った。
「潰れんってば」
「ま、潰れたとしても安心して」
「介抱してくれるん?」
「まさか。置いてく。ゆっくり寝こけてると良いよ」
「ひどっっ」
そんな会話をしていると、飲み物がやってきた。
「おつかれー」
何に対し「おつかれ」なのかは分からないが
そう言って乾杯した。
My子はサワーを頼み、僕は甘ったるいカクテルを呑んだ。
「うへ、こりゃジュースだよ」
そう言って僕はMy子にグラスを手渡した。
甘いカクテルなのは知っているけど、いつも以上に甘めだった。
「ホントやー。甘すぎや、これ。ウチのも呑んでみる?」
そう言ってMy子は自分のグラスを僕にくれた。
☆
「実家生活はどうだったの? やっぱ飽きた?」
食べるのも一段落し、僕はタバコを吸いながら聞いてみた。
「飽きたゆーか、あんま長居できんみたい、同じ場所に」
「ははは、それを飽きたって言うんじゃない?」
「あ、そっか」
そう言ってMy子は笑った。
「なんかなー、ウチ、放浪しとるのがええみたい」
「放浪?」僕は聞き返した。
「うん。あっちゃ行ったり、こっち行ったり、そういうの」
「根無し草かよ」
「ははは。だから今の家も出ちゃうかも知れんし」
「ふーん。したらこっちの方に住みなよ」
「そうやなー。そっちの方が土地勘あるし、住みやすいんよなー」
My子は実家へ戻る前は、僕の住んでいる地域に居たのだ。
少なくともパスポートは要らないし、会うにしても近い方がお互い楽だ。*1
「でしょ?引っ越せ引っ越せ」
そう言って僕はけしかけた。
「引越たいけど、したら貯金せな」
「引越資金?」
「それもあるけど、家具がなー。今は借りてるからええけど、揃えにゃ」
「あ、そっか。前使ってたヤツはどうしたの?」
「ぜーんぶ友達にあげちゃった」
「あ、そーなの? じゃぁ返してもらえば?」
「アホー。そんな事出来るわけ無いやろうが」
My子は笑いながらそう言った。
☆
「前の家ってさ、どんな配置だったっけ?」
僕は、付き合ってた頃の部屋の配置を思い出しながら聞いてみた。
家に入ると、すぐ6畳のフローリングで、そこには小さいキッチン。
本棚とベッドがあり、その奥にもう一つ6畳の部屋。
その部屋にあるコタツに入って、一緒に蜜柑を食べた記憶はあるが
それ以上の配置が思い出せなかった。
「ベッドの向かい側にお風呂があったやん」
「あ、そっか」
「後ね、コタツの向かい側にテレビ」
「あー、あったあった。小さいヤツね(笑」
「小さいんは余計や(笑」
僕は
「なんか、懐かしいね」というセリフを言うか言うまいか悩んだ。
そのコトバにより、付き合っていた頃を一気に思い出させる事は可能だったけど
今はその時では無いと思ったのだ。
多分、言えば親密度は上げられるかもしれないけれど
何となくそれは早いんじゃないかと思った。
まだそのタイミングではない。
そう思いつつも、僕は付き合っていた頃を思い出していた。
*1:というか僕が楽(笑