4・似たもの夫婦


○9月8日:高橋しん誕生日(「いいひと。」などの作者)
 →原作のマンガは良かったけど、ドラマはサイテーだったな。特に演出。
  1. +
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050908-00000971-reu-ent ち、ちっちぇえ〜





別にウチが似たもの夫婦、というワケではありません。
なぜ、「似たもの夫婦」が出来るか、というハナシ。




夫婦に限らずとも、似たタイプの人を好きになるのは良くある事。
趣味が同じだとか、考え方が似通ってたりとか。


長年連れ添うと同じような顔になってくる、というのもたまに聞く。




まず一つは顔。
別に美男美女という事ではなく、「似た顔には安心する」という事。
つまり、成長過程において、人間は家族と接する事が多く、守られている。


自分と親、もしくは兄妹というのは、当然似た顔だ。
だから恋愛に於いても、ココロの何処かで「安心出来る」顔を選ぶ。


だから歳をとると「似た顔」になってくるのだ。
 →こないだ祖母に会ったら、叔父と同じ顔だった(笑
  高齢になると、顔の特徴が強調されるのだろうか・・・




次に性格。
例えば口八丁手八丁で、のらりくらりと生きてきたオトコが居るとしよう
 →僕の事ではない


同じように口八丁手八丁の相手を選び、子供が生まれたとすると
両親の「口八丁手八丁」が相乗効果で受け継がれ
これまた世渡り上手な「口八丁手八丁」が生まれる。


ところが相方が「無口で不器用」だとすると
生まれてくる子供は「口八丁で不器用」とか
「無口で手八丁」とか、
最悪「何の取り柄も無い」子供になってしまうかもしれない。


だから、あまりに違うタイプを選ぶと、せっかく「生き延びる利点」があるのに、
それをみすみすスポイルさせてしまうのだ。


その逆に「利点をより伸ばす」方向へ向かうのは当然であろう。
もちろん、「こういう部分が弱い」事をカバーするため
「自分の不利な部分が、相方は得意」という選択もある。


その辺はお互いが妥協する部分でもあるだろう。




生き物に性別が出来たのは
性格や生体のバリエーションを増やし、生き延びるためである。
その為にダッグを組んだり、サポート出来る相手を選ぶのだ。





ところで世の中には「美女と野獣」という組合せがある。
 →不思議と逆のパターンは聞かない。


一見、女性にしてみれば「不利益」なこの組合せであるが
美女が野獣を選ぶには、前提条件が必要である。






それは


「若い頃、イケメン+口が巧い+モテ男に痛い目に遭った」
という事だ。


「遊ばれた」でも「騙された」でも「二股かけられた」でも
「実はロクデナシだった」でもなんでも良い。




とにかく「競争率が高い男で苦労した」という事が大事なのだ。




仮にそういう男と結婚しても
「浮気はする、アタシを大事にしない、子育てにも非協力的」
など、マイナスイメージしか浮かんで来ない。




であれば
「顔もイマイチだし、冴えないし、ぱっとしないけど
 収入は安定してそうだし、真面目だし、家族想いかも。
 それに格好良くないから浮気の心配もないし」
と思って、野獣を選んでも不思議ではない。


そういう家庭は、マジで家族サービスが過剰である。
やれキャンプだ、やれ家族旅行だとダンナが頑張っている。




僕はキャンプ場で
腐る程「ダンナはハラも出てるし冴えないけど、奥さんチョー美人」
という組合せを見てきた。




もっとも、
ダンナは「自慢の美人の妻」だろうけど
奥さんの方は「和気あいあい家族」としか思っていない。
ダンナの容姿に関してはノーコメントである。





ところでなぜ「逆のパターン」が無いか。




理由は簡単。




「男は必ずあぶれる」からだ。
もちろん実数に於ける性比もあるが、それだけではない。




男性の場合、理論上は何人でも子供を残せるが、
女性はそうではない。


産む数に限りがあるから、自然と男を選ぶ目が厳しくなるが、
なかなか見つからなければランクを落とせば良いのだ。
 →だから野獣が美女に選ばれれば、美女を大事にする




逆に男性の場合、質が良いヤツには人気が集中するし
絶対数が多いから、女性から相手にされないヤツだって居る。




つまり
「男は女に選ばれる立場」に在るのだ。


質の良いオトコは、既に選ばれているので野獣女が選ぶ事が出来ない。
だから、逆のパターンが無い、というワケだ。





いやー、久しぶりにこのカテゴリーを書いたなぁ。
「日記掲載4年目にして結婚の本質に迫る」は長いので、
「結婚の本質」にしましたけど、
まぁ、似たような事を書いてるな、僕も。