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○9月12日:雨の特異日(雨の確率が高い日)
 →むちゃくちゃ暑いぞ、今日
  1. +
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050910-00000018-spn-ent マジでそろそろ勘弁してください・・・





まだそのタイミングではない。
そう思いつつも、僕は付き合っていた頃を思い出していた。





考えてみれば、僕が現在仲良くしている子の中で
My子は一番古い付き合いの部類に入る。*1


僕が19歳の時に知り合ったから、
かれこれ14年くらいだ。


F美も付き合いは長いし、高校の頃から知っているけど、
仲良くなったのは23、4の時だからMy子の方が長い勘定だ。




つまり、
若かった頃の
僕の「あーんな事」や「こーんな事」を知っているワケだ。




僕の専門学校時代というのは
一番「くそ生意気」な時期で、自分の才能に少なからず自信を持っていた。
 →今、思い返せば恥ずかしい限りだが(笑




確かに、多少はその自信の裏付けが取れる程度の才能はあったけど
別に開花する程でも無く、咲いたとしてもかすみ草程度であっただろう。




当時としては珍しく髪は茶色で*2
校内でも数人しかいない「男がピアス」の一人だった。*3




容姿がそんな状態な上に、大迷惑娘*4
「ぽん先輩ってね、高校の時○○でね」とか言い触らされたおかげで
My子の僕に対する印象は微妙なモノだったと思う。




事実
「だってぽん先輩って、いっつも仲の良い女の子いるんでしょ?」
と言われた事があった。


その時、僕とMy子は学校帰りのバスの中で一緒になったのだ。
駅で「お茶でもどう?」と誘ったのだが、
生憎My子は出掛ける所があり、お茶には行かなかったのだが
その会話の中で言われたのだ。


僕のそういった悪印象は、当時からあったし、
付き合っていた頃も多少はあったと思う。


そして、今だって残っているとは思う。





「そういやさっきな」
僕が2杯目のカクテルに口をつけていると、My子が会話を始めた。


「ん? なぁに?」
僕はMy子の目を見ながら聞き返した。


「アタマ、くしゃくしゃってしてくれたやん?」
「うん」
「あーゆーのってな、してくれた人おらんのよ。
 ウチをそうやって子供扱いしてくれる人とかも。
 だから、ちと嬉しかった」


それは待ち合わせ場所で会った時の事だった。
僕は会うなり、一番最初にアタマをクシャっと撫でたのだ。




「そう? 誰もしなかったの?」
「うん。多分、ウチがネコ被っとるというか、いつも気ぃ張ってるからやと思う」
「ネコ被ってる時あるんだ」僕は笑ってそう言った。


「そうやよー。学生ん時なんてずーっと被っとったもん」
「ははは、そうなんだ」
「2年になってからは段々本性がバレとったけどな」
グラスに口をつけながら、My子はそう言って笑った。


「そうなんだ。それは知らなかった」
「だってぽん先輩の前ではネコ被ったって無駄やし、ウチの本性知っとるやん」
「ははは。ま、それもそうだ」
僕は笑って答えたが、




「先輩」という一言が気に掛かった。




先輩?


付き合いだして以降、My子は「ぽんくん」と呼んでいたのだ。






それがまた「先輩」に戻っているというのは
「先輩」として接しようとしているのだろうか。


だとすると、現状、My子は後輩に逆戻りしている事になる。




その真意が
「本当に後輩に戻っている」のか
「ムリに後輩に戻ろうとしている」のか
どちらかは分からなかった。




でも、その「先輩」が「くん」に戻る時、
何か変化が起きるのかもしれない。

*1:さらに長い大迷惑娘は、殆ど縁が切れている

*2:ほとんどオレンジだったけど

*3:本当は高校の時に開けたかったんだけど、U子に反対された

*4:高校の後輩であり、専門学校でも後輩