その8


○9月20日お手玉の日
 →もちろん「異性を手玉にとる日」ではない
  1992年、第一回全国お手玉遊び大会が開催
  1. +
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050920-00000006-nks-ent 「三つ指つけ」って言う人、居るんだ、ホントに・・・



某・韓流スター*1が出ていたCMを見た時の
僕とヨメさんの反応。




俳優「○○へ来て下さぁい」
僕ヨ「いかねーよ」




・・・


あぁ、恐ろしい程にタイミングもセリフもピッタリ





そんなワケで、5ヶ月ぶりくらいにE美の話です。


すっかり書くのを忘れていた、のではなく






ず〜〜〜っと連絡が来なかったし
会ってもいなかったのです。





週末、突然E美からメールが届いた。


「今日、ヒマ?」と。




相変わらず突然の誘いだった。




前回会ってから、何度かお互いお茶に誘うとしたのだが
E美の仕事が忙しくなり
段々とメール自体も減ってきた。




僕としては「ヒマになったらメールが来るだろう」
と考えていたので、あまり気にしていなかったが


E美がヒマなのは本当に稀で、機会を逃すと次いつ会えるか分からないのだ。




だから誘いが来たからには乗る以外、考えられなかったが


生憎とその日はライブを観に行く予定が入ってしまっていた。






僕は渋々と
「ゴメン、今日、ライブに行くんだよ・・」
と返事をした。




あーあ、残念だなぁ
そう思っていると返事が来た。


「ライブ何時から? 始まるまででも良いんだけど」




ふうむ。
ライブが始まるまでか。1時間位かな、会えるのは。
そう時間を計算しながら返事を出した。






すると
「1時間でも良いよ。それにキスもしたいし」
と戻ってきた。




おーおー、言ってくれるじゃないの。
そこまで言われたら行きますよ、僕は。
 →ストレートな表現が好き





久しぶりに会ったE美は、少しほっそりしたように見えた。
元々長身スレンダーな感じであったが、なんとなくそう思った。
薄着のせいだろうか。


駅にある喫茶店に入り、お茶とケーキを食べた。




「先輩どうよ〜、最近良い事あった?」
開口一番、E美はそう聴いてきた。


彼女はいつもそうだ。


僕の「何かネタ」を楽しみにしているのだ。
でもそうそうネタがあるワケでもない。




「そうだなぁ。前の前の彼女*2ゴハンに行ったくらいかな」
と僕は答えた。


「そうなの? へ〜。やっぱネタがあるじゃん」
そう言ってE美は笑った。


でもネタと言うほどのネタでも無いので「そんな事は無いよ」と答えた。




「ふ〜ん。ね、前の彼女*3と何かなかったっけ?」
そう言えばE美にはN子との事の結果を伝えていなかった。


「ん、終わったよスッパリと。縁も切れた」
「えー? そうなの? なんで??」




まぁ、当然の質問だったので
僕は要点をかいつまんで「起こった出来事」を話した。





「E美の方はどうなの? 例の釣ったヒト」
とっくに終わってるだろうと僕は予想したのだが




「ん、まだ続いているよ」と意外な返事が返ってきた。
「そうなの?」
僕は正直、驚いた。
続いていると言うことは、流石にSEXはしたのだろうか。




そう思っていると
「でもねー、段々と迫って来てるのよねー」
と言ってきた。


「え? まだヤラしてあげてないの?」
僕はまた驚いた。




そのカレはE美に「愛人宣言」をし、
付き合ってるつもりになっている。




E美もその状況を理解している筈だが
のらりくらりと誘いを断っているらしいのだ。




「だってする気になれないんだもん」
そうあっけらかんと答える姿は、やはり悪魔だ。




僕だったら、そんな状況で半年も我慢する気なないし、
何かしら疑問を持つであろう。


カレのその根気良さと
信じ抜く純粋性に対し、敬意と哀れみを覚えた(笑




あーあー、かわいそうに・・・




「でも、半年以上ヤらしてあげてないんでしょ? カレは怒らないの?」
僕は自分の基準でモノを考えて、E美に質問した。


「怒らないよ。だって「そういう事がしたくて付き合ってるんじゃない」って言ってたもん」
「・・・あのさ、それは建前だって分かってるでしょ?」




そう、「そういう事がしたくて」云々というのは
建前であり、アピールなのだ。
「別にカラダだけが目当てじゃないんだよ」という誠実性の。
その手法は間違いだとは思わないが、いい歳した既婚男女の手法ではないだろう。
ましてや「愛人宣言」までしているというのに。




「知ってるよ、建前だって。だってヤリたがってるもん(笑」
そう言ってE美は意地悪く笑った。




E美はカレの下心を知った上で
わざわざ「建前」を信じているのだ。




「あーあー、かわいそうに、カレも」
僕はため息をついてそう言った。




「知らないわよ、そんな事。だったら最初から余計な事を言わなきゃ良いのに」
「ま、それはそうだけどさ」




やれやれ、やはりE美は悪い女だ(笑


「それにさ」
E美は話を続けた。


「スルなら、アタシは先輩としたいもん」










ぶはっっっっ




僕は飲んでいたアイスティー吹き出しそうになった。




そりゃぁ、E美は美人だし僕としては何の問題も無いけど*4
突然、そうアプローチされてもビビってしまう。




「先輩はアタシはイヤ?」
「んにゃ、全然イヤじゃないよ。むしろお願いしたいくらいだよ(笑」


僕はそう答えて笑った。




だって、笑うしか無いじゃんか、そんな状況じゃ(笑





そんな感じで話をしていたら、
あっという間に1時間が過ぎてしまった。


スル・しないの話は、決着を見ずにその日は帰る事になった。


ま、お互いの仕事のタイミングが合えば、
SEXする事もあるかな。


お互いそんな感じだった。




駅へ降りるエレベーターの中、
ヒトが居なかったので、僕はE美を抱き寄せ
軽くキスをした。


半年ぶりくらいの感触ですなぁ
などとオヤジくさい事を思いながら、改札までE美を送った。


「先輩、今度は絶対行こうね」
そう言ってE美は人混みに紛れて行った。






絶対行こう?


あ、そか。ホテルって事ね。。。

*1:メガネをかけて、薄ら笑いを浮かべるオトコ

*2:My子

*3:N子

*4:無いのか?(笑