その5


○10月4日:天使の日(2000年トリンプが制定)
      →天使のブラ、1000万枚販売を記念して
       でも、つけてるヒト、見た事ないかもー
  1. +
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051004-00000032-nks-kin 株式会社なんだから仕方ないやん





問題は、このキスではなく
キスした事によって、My子がどう変化するかだった。
「ゴメン、やっぱウチ、そういう感情は持てへん」
となるか
「えへへ」
となるか
とにかく、色々と考えるのだろう。


その結果がどうなるか、僕には分からなかった。






帰りがけ、My子からメールが入った。


「プレゼントありがとう。大事に使うね。
 いつか、一瞬でも一緒に使う事があるのかなぁ」




そう書いてあった。


「アホ。そのために2脚買ったんだろーが(笑」
僕はそう返信し、帰途についた。





そのキスから数日経ったある日の事。
いつものようにMy子とメールをしていると、仕事が休みだという事が分かった。


ぽ 「じゃぁ掃除洗濯日和じゃん(笑」
My「うん。もう終わったんやけどね」
ぽ 「そっかそっか。じゃぁ午後はノンビリ?」
My「んー、多分○○に行ってブラブラする感じやな」


○○というのは、僕とMy子がよく会っている街で
確かにお互いの家からは等距離なのだが
そう頻繁にMy子が行く街ではなかった。




ひょっとして、僕に会うために来るのではなかろうか。


そう思い
「ほー。△時頃まで居るならお茶でもするかい?」
と返信した。




すると
「うん。する! 夕方から行くから、ブラブラしとるよ」
と戻ってきた。


「ほーい。じゃぁ△時頃にね」
「遅くなったら帰るけんね。遅刻すんなよ〜。
 ・・・・・なんて、ウソや。待っとるね。」




そんなやり取りをして
またMy子と会う事になった。





正直、キスをしてから
こんなに早いタイミングで会う事になるとは思わなかった。




僕だって、フツーの相手だったら、
キスの一つや二つ位で距離感のバランスを取ったりはしない。






しかし
相手は元カノなワケだし
当然My子の方だってそれなりの葛藤があるはずだ。




かつてロクでもない振り方をしたオトコ。
今では結婚してしまったオトコ。
それなのに、手を繋いだりキスをしてくるようなオトコ。


そんなヤツにまた好意を持つには、
それなりの度胸と割り切りが必要だろうと思う。






だからこそ、僕は攻め過ぎず、かといって深く考えさせないため
微妙なタイミングで会うようにしていたのだ。





何日か振りに会ったMy子は
いつもと変わらない様子で、僕はひと安心した。


別に困った様子もないし、避けるような様子も無い。
手もいつも通り繋いでいるし、会話だっていつも通りだった。




僕はたまに行く喫茶店に連れて行き、コーヒーを頼んだ。




「よう考えたら、ウチら毎週のように会ってへん?」
My子はそう口を開いた。