その12

○10月28日:ドーハの悲劇(1993年)
      →友達は大騒ぎしてたけど、そんなに悲劇な事だったの?
  1. +
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051027-00000009-ykf-ent わかりやすいなー「素朴だから」って(笑



「じゃぁN子さんは?」
「N子?」


そこでN子が出てくるとは思わなかった。




「うん。N子さんはどんな感じ?」
「そうだねぇ。Aかなー」
「ホント〜? 2Aとかじゃないの?」
「ははは。どうだろ。写真あるから見る?」
「見る見る♪」


E美は嬉しそうにそう言った。


僕は、以前N子に貰った(メールに添付してもらった)画像を見せた。




「・・・うっそ、かわいいじゃん。3Aじゃん」
E美は呆れたようにそう呟いた。


「わはは。そうかぁ? Aだよ、A」
「そうかなぁ。じゃぁMy子さんのは無いの?」
なんだかE美は楽しそうだ。


「えー、My子? あるけど、、、、見たい?」
「うん。見たい見たい♪」


僕はMy子の画像を見せた。
 →持ってるのかよっっっ(笑




「うわー、、、、落ち込むわ、アタシ」
E美はそう言って僕にケータイを返した。


「なんで?」
僕はケータイを受け取り、テーブルに置きながら聞き返した。


「2Aくらいじゃない? My子さんって」
「そうかぁ? B+ってトコだよ」
「そんな事無いって。先輩、レベル高すぎ」
そう言ってE美は笑った。


「そうかなぁ。でもE美はきちんとAだよ」
「ホントに〜?」
疑うような目でE美は僕を見た。




僕はその場では言わなかったけど、


きちんとAじゃない子は
駅で10分立ってるだけで、ナンパされたりはしないと思う。





「先輩さぁ、来る者は拒まず・去る者は追わずって言ってたでしょ?」
「うん」
確か、僕はそんな感じの事をE美に言った事がある。


「そのワリにはレベル高くない?」
「どうだろう。まぁ、かわいい子は好きだけど(笑」
「でしょ? だから実は選んでるんじゃない?」




あ、なるほど。
確かにそういう考え方も出来るかもしれない。


僕の周りのレベルはともかくとして
仲良くなるのは、基本的に好きなタイプの子だちだ。
 →まぁ別に僕だけに限った事ではないだろうけど




「そっか。じゃぁ実はちゃんと選んでんだ、僕も」
「だからかわいい子が残るんじゃない?
 最初、拒まない人だと思ったけど、そうでも無いんだな、って思った」


「ははは。じゃぁさ
 来る者はあまり拒まず・去る者はたぶん追わず
 って感じかなぁ」
「そうそう、そんな感じ」
そう言ってE美は笑った。




今回はたまたまリクエストがあったからAとかBとか考えてみたけど、
僕はあまりそういうのは好きではない。
順位とかつける気がないし、無意味だと思っているからだ。


僕は女の子と会う時は「一対一」の関係だから
他の子の事は、その場では関係が無いのだ。


だからその子が「好みか・好みじゃないか」のどちらかを判断して
それでその後の友達関係なりが続いていくのだ。





「年末までには頑張って痩せるね」
お店を出て駅へ向かう途中、E美はそう言った。


「おー。頑張ると良いよ。でも別に今のままでも十分細いと思うんだけどねぇ」
僕はそう言ってE美を見ながら歩いた。


「だーめ。自分が納得いかないもん」
「ははは。そんなもんかねぇ」
「そんなもんなの。あ、でもその前に一度くらいゴハンに行かない?」
「お、良いね。何か食べたいモノがあったら考えといて」
「うん。それと、My子さんと何か進展があったら教えてね。
 先輩の鬼畜っぷりを聞くの楽しいから」
「おいおい。人聞きの悪い事を言うなって」
そう言って僕は笑った。





そんなワケで、次回のE美とのデートはゴハンになりました。