1・1990年



ーーー2006年


「で、U子ちゃんはいつからぽん君の事を好きだったの?」
「結構早い段階だったみたい。そもそも部活に入ったのも、僕が居たからみたいだし(笑」
「へぇぇ それは知らなかった」
「僕も付き合ってしばらくしてからだよ、それを聞いたのって」
「ふーん。でも仲良かったよね、ぽん君とU子ちゃん」
「そう?」
「うん。結構ウワサにもなってたしね(笑」
「へぇぇ それは知らなかった(笑」




「でもさ、それなのにどうして別れちゃったの?」







「って辺りまでF美に話したの」


その時、何度目かの「見慣れない天井」を見ながら
僕は昔話をしていた。




隣で同じように天井を見上げていたW子は
楽しそうに昔話を聞いていた。




「へー。ぽんにもそんな純な頃があったんだ(笑」
やっと「さん付け」が取れた呼び方でW子は笑いながらそう言った。




「そりゃそうだよ、17歳とかだもん」
僕も笑ってそう言った。



[独り言] コロコロ必需品