顕示欲と見栄

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睡眠だよ、睡眠。
■今日のアクマ■

「罰を受けずに済む事」


引用:新編 悪魔の辞典 (岩波文庫)



昨日、物欲の事を書いたけど、それに補足というか。





物欲はその派生として二つに枝分かれする。






つまり、
所有欲と顕示欲だ。






簡単に言えば




何かを手に入れて、一人ウヘウヘとご満悦になるか、
ソレを見せびらかして「すごぉ〜い」と言われたいか。





僕が
ブランドの服とか
高価な時計とか
アルファロメオとか




そーいったモノをケナすのは、
それらを持っている人の大半が「顕示欲」から所有しているからだと思う。




これは学歴に少し似ていて
「すごぉ〜い」と言われなければ意味がないのだ。





僕がなぜ顕示欲に嫌悪感を示すかと言うと


それは
顕示するモノの価値と、自分自身の価値を混同している場合があまりに多いからだ。




つまり、
ブランドの服を着ている=カッコイイ と勘違いしていたり
高価な時計をしている=ハイセンス と勘違いしていたり
アルファロメオに乗っている=伊達男 と勘違いしていたり
高学歴=アタマが良い と勘違いしていたり。




もちろんそのモノの価値に追いついている人は居るし、
それはそれでカッコイイ人だな、と思うけど


実際には殆どが負けているし、似合っていない。






コレを女の子に当てはめると


どっかに良いヒト居ないかなぁ となれば所有欲だけど
どっかにカッコイイ人居ないかなぁ となれば顕示欲になってしまう。






こーゆーのは、
女性独特の見栄とプライドに微妙にリンクしていて




20代後半から30代半ばの女性に見られる(未だに残っている)
「最低でも一流企業の男性」みたいなクソ発言に関係してくる。




要は「○○さんの彼ってどんな人?」と聞かれた時に
「○○商事の人」みたいに答えたい ってだけの事だ。




だからと言ってその女性が素晴らしいワケでは無いんだけど。






逆に男の場合はその辺が単純で
女の子に対して肩書きを求める事はまず無い。


かわいいかどうか とか
器量ヨシかどうか とか。





なんか話がズレてきちゃいましたね(笑




話を戻しましょう。




世の中にはコレクターって呼ばれている人が居るけど
これも微妙な所だ。


一見所有欲だけど、その先にはほぼ必ず顕示欲がある。




集めて、それを自慢出来なければ意味がないのだ。
これは半端にお金を持っている人に多い。




例えばヘラーリーを3台持っている人とか(笑




あんな燃費の悪いクルマ、3台も持っててどーすんだよ
とか思うけど、


本人はそんな事、お構い無し。


リビングからガレージが見えるようにしてあったり、
ご丁寧にガレージのシャッターに跳ね馬が描いてあったり(笑




本人はそれで「マニア」を自認してるんだろうけど
そんなのは勿論勘違いで、実際にはただの成金趣味でしかない。
 →逆に、チョー貧乏だけどコツコツお金を貯めてヘラーリーを買うような人は好き。






クルマなんて、雨風しのげて、マトモに動けばそれでいーじゃんねぇ。





とにかく


僕に顕示欲が備わっていたら
とっくに破産してる って事です、はい。
 →え? そんまとめ方?





[独り言] にどうぅねぇ