夢



夢を見ました。





夢の中で、僕は歩いていて、
その少し前をW子が歩いていました。




何を喋ったか、とか殆ど覚えていないんですが、
とにかく、色々と話しながら歩いていました。


ふと、気が付くと、なぜか W子はベリーショートな髪型で


「どうしたの? そんなに短くなっちゃって」
と僕は尋ねた様な気がします。




するとW子は
「ふふふ。あのね・・・」
と笑顔で僕に話しかけました。


その笑顔は、
微笑みとも含み笑いとも取れるような感じでしたけど
好意的な笑顔ではありました。






「ふふふ。あのね・・・」


僕は「なぁに?」
と聞き返そうと思った所で目が覚めてしまいました。




ちっ
起きるなよ、自分。


と思ったけど、夢はそれっきり。





でも、夢の中とはいえ
僕に向けられたW子の笑顔が見れて、とても嬉しかったのです。




バカみたいだけど、
本当に嬉しくて、目が覚めた瞬間、僕は微笑んでいました。




この何ヶ月か、僕の記憶の中のW子は、
別れ際の冷笑や、沈んだ表情ばかりで、
笑顔はというと、付き合ってた頃を強引に思い出さないとダメでした。




でも、やっとW子の笑顔を
自然に思い出せたような気がします。






ホント、ばかみたい。
ただの夢なのにね。








ほら、そこ。
病んでる? とか言わない!!(笑