ヒドい話



http://www.j-cast.com/2008/04/01018467.html
http://www.j-cast.com/2008/04/02018520.html
これはヒドいな。




つっても、上映中止の事じゃなく、社説の方ね。


僕が読んだのは朝日だけだけど、(産経も読んだけど、こっちはマシ)
まぁ、なんつーか、悪意がたっぷり。




そもそも、この問題は文化庁の組織がこの映画に対して750万の助成金を出した事に発端がある。
助成金ってのはもちろん税金なんだけど、当然「邦画」に対して出されるモノである。


だけど、この映画の場合、邦画と謳ってはいるが、
その内容はドキュメンタリーではなく、捏造が多く、問題点が多い上に反日的要素が多い。


そのため週刊誌が問題を提起し、稲田議員らが「支出の正当性」を確認したく、試写を希望した。
他の議員もこの映画について色々と調べた結果、




1・制作側が助成金を申請する時の資料がまったくのデタラメだった
  →制作スタッフが日本人と書いてあったが、実際には中国人、など


2・キャストとして出演している3名のうち1名は、騙されてキャストにさせられ、
  しかもそれを承認していない


3・キャストの他2名は靖国神社に対し、控訴を起こしている人物


4・映画のポスターの人物は、勝手に写真を撮られ、了承もなく使用されている
  →肖像権の侵害


5・支出の基準には「政治的意図が無いもの」といった意味合いの項目がある
  →製作スタッフには反日の人物が多し


6・映画のクライマックスには、捏造と証明された南京の映像が使われている
  →そもそも南京自体、捏造なのだが・・・


7・ご神体の考証がデタラメである


8・助成金を支出する選考委員は、3時間に16本の映画を観ていた。
  →映画1本あたり10分程度しかみてない。






といった問題点が発覚した。
どう考えてもドキュメンタリーではないし、助成金を出せる内容ではない


これらの答弁が国会で行われ、
その後、各映画館が上映を中止したのだ。




当然、こんな内容の映画だから妨害活動は起こるだろう。
しかし、それは理不尽なモノではないはずだ。


さらに、肖像権などの絡みで映画自体がトラブルのタネを非常に抱えている。


映画館としては、上映を中止する判断は間違いでは無いだろう。





しかし、こういった背景を書かずに
表現の自由が侵害された」とか、「検閲」とか書いているワケだ。




この背景を知らずに社説を書いたのならば論説委員としては無能だし、
知っていて書いたのであれば、低脳である。




さらに問題なのは、この映画が既に海外で公開されているという事だ。
香港では賞まで受賞している。




つまり、社説としては、
「海外で賞を獲った映画を国会議員が検閲し、公開を中止させた。
 これは言論封殺であり、戦前回帰であるし、靖国は悪だ」としたいワケだ。


そして、作った側としては
日本の文化庁から助成金が出ている「お墨付き」の映画を香港で受賞させ、
日本では軍国主義の議員により公開が中止に追い込まれた
と吹聴する事が出来る。








だから、これはヒドい話しなわけです。


ちなみに某福田というダメ首相は上映中止について「誠に遺憾」と言ったらしい。


ついでにチベット問題に対しては
「中国は解決に向けて努力している」という認識らしい。





あぁ、また書いちったよ、政治絡みの事。
あまり書きたく無いんだよなぁ・・・