B型本と原理主義思想



僕の個人的な観点で書いています。
客観的な一般論は知りませんのであしからず。





B型に関する本ってのが異様に売れている
というのを風の噂で聞いていたけど、本屋に寄った限り本当らしい。


少なくとも「B型」を謳った本は確かに並んでいたし、
「A型」よりも減っていた。


ちょっと立ち読みしてみたけど、
「へー」ってな感じで別に感慨深いモノは無かった。




でも、なんでB型の本が売れるのだろう。


B型自分の見つけ方? やら
B型男性の落とし方? やら


とにかくそんな感じ。




一般的なB型の扱いってのは
厄介で付き合いづらくて、手が掛かる迷惑モノ(笑




つまり。




つまり、B型のオトコを手懐けたアタシって1ランク上?
みたいな事なんだろうか(笑




「えー、カレってB型なのぉ? 大変じゃない?」
「そう? そんな事ないわよ。慣れればカワイイもんよ」
「すっごぉぉぉい」


みたいな(笑





血液型の話になると、必ず「人の性格が4つに分けられてたまるか」
という反対派が現れる。


そういう人を見ていると、アホかコイツと思う。






当たり前じゃん、分けられるワケがない。
そんなの誰だって分かってるのに、いちいち目くじら立てて反論すんなよ(笑
って思うワケだ。




血液型で性格は左右されないけれど、
血液型は性格に若干の影響を及ぼす。


これが僕の考え方だ。


血液型ってのは免疫力の違いだから、
それが生活状況に影響を及ぼし、それが性格に若干影響する。


そのくらいのレベル。




例えるなら、


大阪出身ならお笑い好き
名古屋出身なら赤味噌とエビふりゃー
鹿児島出身はお酒が強い


とか、そんなのと同レベルのモノ。




要は「会話のネタ」って程度なワケです。




だけど、血液型で性格を云々言われると
ものスゴイ剣幕で意義を唱える人が居る。


出身地ネタでは何も言わないのに(笑




そういう人って、一種の原理主義者だと思う。
つまり「血液型性格判断=悪」みたいな(笑


意見が過激なんですよ、そういう人たちって。





原理主義者って、血液型に限らず思考が硬直している。
それは自分の価値観が「完全なる善」だから当然と言えば当然。


自分の価値観以外は全て「完全なる悪」だから滅ぼして当然。




イスラム原理主義者だってそうでしょ?
ムリスムにはムリスムの正義があるワケだし、


キリスト教原理主義者には彼等独自の正義がある。




嫌煙原理主義者には彼等の正義があり
喫煙者は全て滅びれば良いと信じ切っているし、




九条原理主義者は
九条を守っていれば侵略されないと信じ切っている。
 →本音は「侵略を望んでいる」んだけどね(笑






個人的に言わせてもらえれば、
原理主義的思考というのは最も危険なモノ考えて間違いないだろう。
 →正しい「原理主義」の定義は違うんだけどね(笑
  僕はあくまでも「揶揄」として使います






なぜかと言うと、
古代から、戦争になるのは原理主義的善悪発想が発端だからだ。


ローマ帝国にしたって、神の名の下に侵略をしたわけだし、
 →愛国無罪ならぬ愛神無罪




関東軍も自分たちの欲望を正義としたから
国内の制止を振り切って暴走したワケだ。




真珠湾を「悪」と断定して戦意を鼓舞したアメリカだって
自分達に正義があるから原爆を落とす事が出来た。




資本主義だって「神の見えざる手」を信じきったし、
共産主義者だってマルクスの名の下に弾圧を行っている。





原理主義者の特徴というのは、
自分以外の価値観を一切認めない事にある。と思う。


つまり、独裁に近い思想と言えよう。




対して民主主義は多様性が問われるから
違う価値観の小競り合いとなる。


これも行きすぎると談合とかロクでもない結果を産み出すけれど、


それでも独裁思想よりも健全だと僕は考えている。




何か「思想の核」になるモノがあるのは良い事だけど、
それが絶対に正しいということはあり得ない。


だから僕はあらゆる「原理主義的発想」というのは好きになれないのだ。





そう言えば、「B型自分の説明書」には


□B型は「絶対に正しい」という言葉に強い違和感を覚えます
みたいな事が書いてあった(笑




なんだ、この本、当たってるじゃん(笑