個性的
昨日も書いた神奈川の入試いちゃもん事件。
ヤツらが成長するとこうなる って良い見本。
http://news.livedoor.com/article/detail/3897205/
別にエンジニアじゃなくたって落ちるわな、これ。
しかし、履歴書の写真をノーブラで撮る ってのが理解不能。
なんの目論見があったんだろう。
色仕掛け?(笑
つか、履歴書の写真ってそんな下の方まで写ったっけか。
しかもノーブラって分かったって事は、「ぴこーん」となってたって事か(笑
まぁ、僕なら採用するな。
もちろんその服装で通勤するのが条件で、席は僕の向かい側。
→え
しかし、エンジニアやらクリエーター(笑)やらの
カタカナ職業って、なんで「こう」なのかなぁ。
みんながみんなじゃないだろうけど、
「自称個性派」にそういったのが多い。
☆
個性派・個性的といえば、
まぁ、その概念を勘違いしているヤツの多いこと多いこと。
奇抜な格好だったり、
他人と違う事をしていれば「個性的」だと思っているらしい。
あと「通」を気取る人とかね。
つまり、
他人と違うモノを選ぶというのは、選択基準が他人なワケだ。
だって、自分が「コレ」と思ったモノを選んでないんだから。
自分自身が自分の考えで「コレ」と思ったモノであればそれは即ち「個性」であるのだから、
それが他人と同じだろうが、違かろうが関係がない。
ただ、ある種の異才の人の場合、他人と違う事が多いだけの事だ。
この見分け方は意外と簡単だったりする。
勘違い個性派の場合
・「個性的だね」と言われて喜ぶ
・「個性的だね」と言われたい
・個性的であることを自慢する
・変わってるねと思われる事が嬉しい
・「通」「マニア」という呼称に胸が躍る
本当の意味での個性派の場合はすべて逆である。
・「個性的だね」と言われてもなんとも思わない(自分ではソレが普通だから)
・「個性的だね」と言われても鬱陶しいだけ
・別に個性的だとは思っていない
・変わってるねと思われても困る
・「通」「マニア」という呼称が気にくわない
☆
これ、クルマとかバイクの世界に結構多い。
一番分かりやすいのが、クルマだとアルファロメオ。
アルファに乗っている人は「エンスー」と呼ばれる事に至上の喜びを感じるタイプが多いんだけど、
こういった人たちのほとんどが勘違い個性派。
自分の事を「アルファ乗り」だとか「156乗り」だとか言ってたりする。
爆笑もんだね、実際。
アルファなんぞ、ただのイタリア製乗用車じゃん(笑
アルファに乗っている人の中でマトモなのは
たまたま気に入ったクルマがアルファだった って系統の人たち。
そういう人は自分の事を「アルファ乗り」とは思わない。
「クルマ、何に乗ってるの?」と聞かれても
煩わしそうに答えるだけ。
バイクだとドゥカティ。
ドゥカティってのはイタリアのバイクなんだけど、ちょっとクセのあるバイクだ。
バイクのエンジンってのは何種類かあって、一番多いのが「並列4気筒」というタイプ。
これはバイクを正面から見た時に横一列に4気筒並んでいるエンジンで、*1
最も車体が安定していて乗りやすい特性を持っている。
※エンジン内のピストンの上下運動によってジャイロ効果が生まれ安定する。コマが廻るのと同じ原理。
ドゥカティの場合、L型2気筒というエンジン形式で、正面から見ると1気筒しか見えず、
横から見るとL字型に2気筒配置されている。
このエンジンだとジャイロ効果が薄く、車体が安定しない。
つまり、クセの強い乗りづらいバイクになるワケだ。
だから、ドゥカティに乗っている「オレ、ドカ乗り」ってタイプの人の場合、
「クセのある安定しないバイクを乗ってるオレってかっこいいべ」って感じなのだ。
んなこと知るか、ボケ。
もっとも、今のドゥカティは随分とクセが弱くなったから
誰にでも乗りやすいバイクになっちゃったんだけど。
でも、こいつら面白くって
「すごーい。ドカって乗りにくくないですか?」なんで女性ライダーに聞かれたら
「うん、難しいよ〜。でも、しれを乗りこなすのが楽しいんだよ」
なんて言って喜んでたりする。
アホくさ(笑
☆
結局のところ、
何かを選ぶ際に自分自身の基準を元に決めていれば
他人と同じモノを選んだとしてもそれは全て「個性的」なのだ。
逆に他人の評価を気にするようであれば、
それはもう個性的では無くなってくる。
まかり間違っても
「他人と違う」=「個性的」なんかではあり得ないのだ。
前も書いたかもしれないけど、
どっかの広告代理店の求人募集のコピーに
「デキる人は意外と普通」と書いてあった。
つまり、そーゆー事なのだ。
*1:1000ccなら1気筒250cc