不適材不適所



拉致実行犯の嘆願書に署名した法務大臣
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090929/stt0909291708014-n1.htm


それがバレちゃったもんだから
「うかつだった」とか「どういう状況で署名したか、その経緯は調べている段階だ」とか
言い訳ばっかり。


僕は法務大臣の役割は「法を護る事にある」と思っている。
現在の法を遵守し、それを実行する環境を作り、執行する。


つまり、他の誰よりも「法」に対して従わなければならず、
そこに個人的感情を入れてはならないと思っている。
そうしなければ、立法が成り立たない。


もちろん、法の正誤はあるだろうけど、それは他の人が議論する事であり、
法務大臣は口を出してはならない。


当然、そういった人を選ばなければならないと思う。
特定の思想に偏った人は大臣になってはならない。
口でどう言ったって、曲げてくる可能性が非常に高いからだ。





ところで千葉景子大臣の立派な経歴。


■所属議員連盟
アムネスティ議員連盟(事務局長)
朝鮮半島問題研究会顧問
在日韓国人永住外国人住民の法的地位向上を推進する議員連盟呼びかけ人
死刑廃止を推進する議員連盟


■政策
二重国籍推進
人権侵害救済法推進
国籍法改正推進
国旗及び国歌に関する法律に反対


■活動
1989年
在日韓国人政治犯釈放の要望書」に署名。北朝鮮日本人拉致容疑者、辛光洙を含む


2000年4月
福島瑞穂らと共同で戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案を提出した。


2002年5月
衆院第二議員会館で開催された「元『慰安婦』の補償と名誉回復の ために!決起集会」に参加し、
戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案の成立を訴えた。


2004年4月7日
入国管理局の不法滞在外国人通報システムを批判。


2007年2月21日
マイク・ホンダアメリカ合衆国下院121号決議を成立させる動きに連動し、米議会の公聴会慰安婦を名乗り証言した李容洙を招いた集会に参加。


2008年4月16日
民団で開催された外国人参政権推進集会に賛同


2008年12月4日
参議院法務委員会における国籍法改正案審議の「討論」段階で、自民党丸山和也委員が発言を求めるも抗議。委員長は速記を止めさせ審議を中断。


2009年3月17日
参議院法務委員会において、他人名義のパスポートにより日本に不法入国した家族に対して一家全員を日本に在留させるよう森法務大臣に求めた。


「児童買春・児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律の一部を改正する法律案」の担当。





この人が法務大臣ですか。
大臣になったから、私情は抑えるかもしれないなんて淡い期待は持てません。
既に、二重国籍も人権法案も夫婦別姓外国人参政権も「早く成立させろ」スタンスです。
法務大臣自ら、法改正に意欲的です。


こんなヤツ、大臣にすんなよ(笑




マスコミも黙ってるけど、もしこれが自民政権だったら、連日特集だろ。
拉致被害者をなんだと思っているんだ。大臣なんてとんでもない。任命責任だ」って。
当然、野党だって「任命責任」を問うよね。
で、最後は辞任でおしまい。




でも、鳩山さんは
「過去のことに対して私は今、2人の大臣に問うことを考えていない」で終わり。
 →もう一人の署名者は、副総理の菅直人(笑


おいおいおい。過去は不問ですか。




じゃぁ、他の全てに於いて過去は不問にしろよ?
あなた達のお得意な「A級戦犯」も不問だよね、もちろん。





ニュースを見ていて思うんだけど、
鳩山さんって、言い訳ばかり言ってないかい?


「あれは○○で」とか「それは△△という意味で」とか
そんなんばっかり。


正直、見苦しいよ。




以前の記事で「映画評論家内閣」みたいな事を書いたけど、
「すべて言い訳内閣」ってのも追加しとくよ。






あー、あと。25%削減の事。
達成なんて出来るワケないんだけど、イチバンの問題は
国内でコンセンサスが取れていないのに、国際公約してしまった事。


「もう世界中に言っちゃったから撤回出来ないよ」って事だもん。


官僚主導から政治主導になっったって喜んでるコメンテーターも多いけど、
つまり、政治家の独断で何でも出来る って事なんだよ、それは。


こわいよー、これから。
何でもかんでも国際公約されちゃうよー。
後でしっぺ返しを喰らうのは、僕たちだよー。






ちなみに、25%の削減が「世界中で喝采を受けた」とされているけど、
なんで喝采を受けたか、マスコミは伝えようとしていない。


「Oh! ニホンはスバラシーネー」じゃないから。


総理は「世界中が協力すれば25%の削減を目標とする」と提言して各国を巻き込む
みたいなニュアンスで言ってたけど、EUを始め他の国は違う受け取り方をしている。


他の国は、日本が25%削減出来たら協力すれば良い って考えている。
つまり、逆に受け取られてるんですよ。マジで。


現在、総排出量の4%以下しか排出していない超エコ国家日本が、さらに25%削減なんて出来るワケがない。
でも言っちゃったからには削減しなくちゃならない。
日本中の工場を閉鎖して、車を全滅させたら削減出来るかもしれないけど、そんなの無理。


そこで出てくるのが「排出権取引」ですよ。
日本は各国から買わなければならないんです、25%分を。




そりゃ喝采もするさ、世界中が。


「おいおい、日本はバカか? 排出権を買いまくります って言ってるようなもんだよ。
 じゃぁウチらは暫く削減しなくて良いか」って思ってるんだから。