中川昭一氏



なんてこった・・・・
http://news.google.co.jp/news/story?pz=1&um=1&cf=all&ned=jp&ncl=dEHIOxGatOYhBkM&cf=all
ご冥福をお祈りします・・・・





個人的には、5〜10年後に総理になって欲しかった。
筋の通った方だったのに、残念でならない。


先日の「酩酊(とされる)」会見のお陰で評価がガタ落ちになってしまったけど、
この人の行ってきた功績って、実はかなり大きい。




農林水産大臣としてポジティブリストを導入し、中国等から無差別に輸入される毒菜に一定の歯止めをかけた。
財務大臣として金融援助をIMFに一本化し、韓国やアイスランドなどから申し込まれた二国間融資は全て断った。
経済産業大臣として、中国に強奪されている東シナ海のガス田に対し、初めて帝国石油試掘権を与えた。
政調会長として、自民党内の人権擁護法案推進派の意見を断固として撥ね付けていた。
拉致問題に早くから取り組んできた政治家の一人であり、拉致議連の会長もつとめた。
・毎年靖国神社に参拝することも欠かさない。
非核三原則の堅持は当然”としながらも日本の核武装の是非について繰り返し“論議すべし”と言及した。
日教組に対し「日教組の一部活動家は(教育基本法改正反対の)デモで騒音をまき散らしている」
 「(デモという)下品なやり方では生徒たちに先生と呼ばれる資格はない。免許剥奪だ」と、その活動を強く批判している。
・官憲(役人、特に警察関係)による慰安婦募集の強制性を認めた1993年の「河野談話について早期に見直しを検討・すべきだとの考えを示した。
・中国の脅威に対抗するために、インドやオーストラリアとの連携を促進するための議員連盟価値観外交を推進する議員の会」の旗揚げに貢献した。
・中川の勉強熱心は有名で、官僚にとっては渡した原稿をそのまま読んでくれない、厄介な方だった。




この人がいかに芯の通った政治家だったか、どれだけ国益を考えていたことか。
そして、どれだけ民主党やマスコミに忌避されていた事か。




酩酊会見について、語られていない事実。


読売新聞記者の越前谷知子記者、財務省関係者が同席。
風邪を引いて薬を飲んでいるのにも関わらず、酒を勧める。
そして呂律の回らない状態で会見に臨ませる。
約2〜30分の会見を切り貼りし、あたかも始終ヨッパラっていたかの報道。
あの「・・・ふぅ」というシーンはほんの一瞬の出来事。
また隣の日銀総裁?への質問を自分への質問がどうか聞き直すシーンは、
あれは実際にどちらへ質問したのか分かりにくい質問だった。


そして、全マスコミを挙げての壮絶なバッシング大会。





昨日・今日のニュースも酷いモノだった。
http://news.livedoor.com/article/detail/4378498/


氏の経歴を詳細に伝え「酩酊会見で一気に転落しました」的なスタンス。


シャイな方で繊細な方でした。(でも酩酊会見報道は欠かさない)
薬に頼りました。(実際には睡眠薬)
でも薬で治っている人もいるんです。(あたかも氏が精神的に病んでいたかの誘導)
政治家として、親子二代で耐える心が弱かった。(吉永みちこ談)
お酒に飲まれていました(鳥越談)
エリートは転落に耐えきれなかった。


などなどなどなど。
死して尚も追いつめるマスコミ。


その追い詰め方が、
いかに中川氏が日本にとって重要な政治家だったかを物語っている。




ご冥福をお祈りします。