0-3・認識のズレ
ちょっと本題からズレますが・・・
いや、ズレはしないんだろうけど、
昨日の記事のコメントを読んで、思い出した事があったので。
☆
僕、W子との関係の中で
不倫をしているという感覚が一切ありませんでした。
つまり、
「ヨメさんと子供が居て、それでもW子と付き合っている」
という感覚は無く
僕の中では
「W子と付き合っている」という1点のみ だったんです。
そりゃぁ家に帰ればヨメさんと子供が居るけど
「それは別の世界の別の家庭」みたいな感じで、
僕にとって現実の世界とは
W子と一緒の時間を過ごす事だったんです。
つまり、
現実が「W子」であり
非現実が「家」だった、という事です。
☆
でも、もちろんW子はそうではなくて
そりゃぁもうバッチリと「不倫の関係」という認識だったし
非現実をある意味に於いては「楽しんでいる」部分もあったと思います。
それを彼女は自虐的に見て苦笑いしているトコロもあっただろうけど、
僕の場合は純粋に楽しんでいたような感じがするのです。
つまり、
W子の方が、より「世間一般的な現実」の立場に立っていたワケです。
だから「不倫の辛さ」のようなモノを強く感じ取っていたのでしょう。
でも、僕には「不倫してる」という感覚が一切無く
W子と一緒にいるのが当然で、
ヨメさんと別れる事は決まり切った事実だったのです。
僕にとっての問題は、離婚の時期を考えるだけで、
それは覆しようの無い事実でした。
でも、W子の方はそうではなく
僕がいくら口で「離婚するよ」と言ったとしても、
その視点は「世間一般の現実」からのモノだったので
そこには不安やら疑問やらモラルやらがあったのだと思います。
結局僕は
その認識のズレに最後まで気付いていなかったのです。
いや、気付いてはいたんだけど、
それほど大きな問題になるとは、思っていなかったのです。
ま、つまりは
僕は僕自身の「認識の甘さ」に足元を掬われた
って事なんだと思いますけど・・・
要は、
僕は、W子の立場になって考える事が出来ていなかった
って事ですな・・・
やれやれ。