1・そもそも
そもそも、僕は何で日記を書き出したのだろう。
さるさる時代から読んでる人や、
振り返って読んでくれているヒトは知っているかもしれないけど、
K子と知り合って、仲良くなりだして
それで疑問に思ったのだ。
☆
確かに僕は判子を押した。
確かに僕は神父に誓った。
確かに僕はヨメさんを選んだ。
でも、実際にはどうだ?
結婚する前から続いていた微妙な関係のS美は仲良しのままだし、
ヨメさんに「絶対に連絡はとらないでね」と言われていたN子とも連絡を取っていた。
仕事で知り合ったK子と意気投合して、
飲みに行けば朝帰りだし、
さすがに朝はマズいだろ と思いつつも朝方まで話し込んでいたり。
それは、
結婚する前の僕の行動と何ら変わるトコロが無かったけれど、
そして、
やましい事は(たぶん)何も無かったけれど、
それでも、
僕の行動半径は規制され、狭くなっていった。
僕は「僕自身の」友人関係やら、行動基盤がとても大事だったし、
築き上げてきた人脈などが無くなって行く事に堪えられなかった。
そう考えた時、
結婚は人生を縛るモノなのだろうか・・・
そう思ったのだ。
☆
もちろん、他人同士が一緒に住み、
家庭を作っていくのであれば、ある程度の制限があるのは分かる。
でも、
制限される事を望むか、望まないかという選択を考えた時、
僕は後者を選んだ。
少なくとも、ヨメさんを相手にしてはそうだった。
そう考えたとき、
一体、結婚という制度ななんなんだろう。
と思ったのだ。
元々サイトは作っていたし、駄文を垂れ流す日記も持っていた。
でも、それは
「ぽん」ではなく現実の僕が書いていた事だし、
ヨメさんもその存在を知っていた。
だからもう一つの日記を借りて、
適当に思いついた「ぽん」という名前を「もう一人の僕」に与え、
書き出したワケだ。
疑問を書くため。
不満を書くため。
ストレスを発散させるため。
☆
確かに書くという行為は、少しだけどストレスを発散させてくれた。
書く事によって、
ある部分に於いては疑問や不満が消化されていくのだ。
書いていくウチに
共感してくれるヒト
反感を持つヒト
意見を言ってくれるヒトなどが現れ、
アクセスも1日800を超すようになり
いつのまにか
「恋愛日記のぽんさん」という偶像が出来上がっていった。*1
僕は「日記の世界」で疑問を吐きだす事によって
現実の生活の中でのストレスを無くしていった。
ヨメさんに対して思う事を書き連ね、
それによって、その不満を消化、もしくは沈静化させていった。
しかし、その時はまだ
沈静化させた事による影響に関し、僕は何も気が付いていなかった。
☆
とにかく。
僕は疑問や不満やストレスを吐き出すため
K子との事をキッカケとし、日記を書き出す事にした。
結婚について考えるため
結婚とは何かを知るため
なぜ結婚したのかを考えるため。
*1:懐かしいね、恋愛日記